ようじょ

ある患者さんの病状説明が行われた
そういえば今日あるんだったっけ
医者も暇ではないので予定を調整しながら予約が入れられる
私が病棟で仕事をしていると、その担当医師が突然話しかけてきた


「今日は幼女も来るからね」


なにぃ!幼女も来るのか!
周囲に悟られないように高ぶる気持ちを抑えながら答える


「はぁ。。。そうですか。。。」


良い返しだ、このやる気なさげな感じ
これならちっちゃい娘が好きなんてバレることはまずないだろう
早く時間が来ないかな、待ち遠しいよ


予定の時間となり患者さん+幼女が来る・・・・・はずだった
確かに患者さんは来た、しかし幼女が見当たらない
どこだ?
あまりキョロキョロするわけにもいかないのでとりあえず部屋に入る
そして幼女が来ないままDr.より説明が始まる
部屋にいるのは、患者さん、そのご家族らしき人、医者、看護師、そしてオイラ
なんだ?こねーじゃねーかよ、釣りだったのか?あの医者、オレのこと騙したのか?
まずは自己紹介というか名前等の確認作業が行われる


○○さん(患者さん)


次に、幼女の○○さん


・・・。


・・・・・。


・・・・・・・は?



どこが幼女なんだ?
目腐ってんじゃないか?
大丈夫か、先生?


「よ・・う・・じょ・・・」と声に出しそうになるのを必死で抑える
しかし自分の思いとは裏腹に声に出てしまったようだ
呟いてみて、ここであることに気がつく
幼女って、まさか。。。



養女だったのか!! ( ̄□ ̄;)!!



まじかー。。。本気で間違えてたよ。。。il||li _| ̄|● il||li



先生から話しかけられた時、養女なんてひとかけらも思い浮かばなかったよ
そうだよな、よくよく考えれば幼女が来るなんてわざわざ言わないよな
あの時の落胆ぶりといったら、もう。。。はぁ〜。。。